情報空間を乗りこなす「抽象度の秘密とAI活用」について②

猫

情報空間を乗りこなす「抽象度の秘密とAI活用」について①の続きです。

目次

抽象度を理解する

さて次です。まさに今日のメインテーマなんですけど、抽象度の階層をちゃんと理解をして、抽象度上げる。

上からいろんなものを俯瞰して見られるようになると、もう世の中の人たちがいかにしょうもないことに振り回されて時間を使って、どうでもいいことばっかり振り回されてしまっているかというのも、ありありと見えるようになります。

さあ、じゃあその抽象度っていう考え方に、これから入っていきます。

なんで、じゃあ今このタイミングでその抽象度っていう言葉が必要なのかっていう話を、ちょっとします。

抽象度っていうのは一つのスキルみたいな風に捉えている人がすごく多いし、変な必殺技みたいな観念を持っている人、すごいたくさんいるんですけど、違うんです。

実はね、この全ての学びとか学習の基礎と基礎になるのが、抽象度って考え方なんです。

全ての基礎が抽象度なんです。国語、算数、理科、社会、その基礎の部分に抽象度って考え方があるんですよ。

いろんなものを学ぶときに、例えばですけど、この基礎になる部分としては、言葉知らないとなんともならないですよね。

数ってものを概念知らないと、これってなんともならないじゃないですか。

それと同じように、抽象度っていう考え方もただの基礎なんですよ。基礎なんです。

なんかこれ、特別なものでも何でもなくて、実はこのもう3つがセットぐらいに風に思ってほしいんですよ。

これから、今小さいお子さんがいて、一生懸命もっと勉強してほしいなって、小さいお子さんにもっと頭が良くなってほしいなって思う親御さんがいるんだったら

言葉と数と抽象度っていうこの3つが基礎である。

いうことを知っていただきたいです。

この3つを伝えるっていうことを、ぜひチャレンジしてみてください。

抽象度という観念を伝えることができるようになると、お子さんのIQ一気に上がってきます。はい、いいでしょうか。

存在の中でも最もこの重要な事項の一つが、抽象度という考え方になります。

この世界の情報とか観念には、必ず階層があります。情報には階層があるんですよ。

で、この抽象度って言い方をするんですけど、これをマスターしていくと、まさに

・情報空間上での操作能力
・人を魅了する力
・人を巻き込む力

だったりは、もうとにかく飛躍的に上がっていきます。

「レベルズ・オブ・アブストラクション」っていう言葉を「抽象度」って翻訳したのが、苫米地英人博士です。

彼がこの「抽象度」って言葉の生みの親ですね。

で、この「抽象度の秘密」っていうことを、これから話をしていきます。

抽象度の重要性

もうすべての教科の基礎が「抽象度」って概念をぜひ今日はインストールしてくださいね。

言葉とか数とかと同じレベルって思ってほしいんですよ。

重要なスキルで、もうそれくらいすべての教科の基盤になること。

人間の脳っていうのは、そもそも「抽象化」っていう概念があったから、実は進化したと言われています。

でも、この「抽象度の上下」これができないと、どんな学びをしたところで、どんなスクールに通ったところで、その時その場所そのタイミングでしか使えない学問になってしまう可能性があるんですよ。

でも、この「抽象度」っていう概念を学んでいると、心理学のこれを学んだはずなのに、急に違う分野のこの部分でめっちゃ役立つっていうことが、すぐに使える学問に昇華させることができるんです。

一見、関係のないようなところで繋がりを見出して使えるようになるよ。

で、「抽象度」っていうのはどういうことかというと、「見えなくすること」です。

「抽象化」というのは「見えなくすること」です。

つまり、言い方を変えると「情報空間」ですよね。

で、「具体化」っていうのは何かというと、「見えるようにすること」なんですよ。

つまり言い方を変えると「物理空間」ですよね。物理化させることなんです。

わかります?いいかな。

「抽象化」っていうのは、見えなくすること。
「具体化」っていうのは、見えるようにすること。

で。私たちの世界を作っている2つの要素っていうのは「抽象」と「具体」です。

ほとんどのケースは「抽象」が多いんです。世の中の情報でいろいろやり取りされることって、「抽象」がすごく多いんですけど。

この「抽象」と「具体」という2つの要素で出来上がっています。

「具体」というのは「抽象度」が低い。

・短期的だし
・すぐに行動が可能
・解釈の自由度は小さい
・適応範囲狭い
・結果の是非の判断が楽
・感情が多くて高臨場感が利力が高いです。

上に包摂されますね。

「抽象度」が高いっていうのは

・長期的
・行動への翻訳が必要
・解釈の自由度は大きい
・適応範囲が広い
・結果の是非の判断ちょっと難しい。
・感情は少なくて低臨場感で下をたくさん包摂する。

「具体」「抽象」というのは、さっき言ったみたいに「抽象化」は見えなくすることで、「具体化」は見えるようにすること。

どういうことかというと、「具体化」の「具」という言葉を「備わる」って読みます。

「具体化」の「体」っていう言葉は「実体」とか「体」っていうことで、「具体」っていうのは「実体が備わる」って言葉なんですね。

つまり物質化するって話なんですよ。

「抽象」の「抽」の字っていうのは「引く」とか「抜き出す」っていう意味です。

この「象」っていう字に関しては「象徴」とか「特徴」とか「シンボル」って意味なんですね。

つまり形にならない特徴を抜き出すのは「抽象」なんです。

言い方を変えると「具体」っていうのは物質化への道だし、「抽象」っていうのは情報空間と捉えられるっていうこと。

はい。ちょっとこの表を出します。これ、抽象度を説明するときによく引き合いに出す表なんですけど。

犬と猫っていうものを包摂して、一段上に上がると哺乳類になります。

ほんと、哺乳類と横並びで魚類とか植物とか、そういうものを横並びにしてまとめたものが生物。

で、上に行けば行くほど抽象度が高い。抽象化されていきます。

下に行けば行くほど具体化されていきます。なので、生物よりも犬の方が具体的ですよね。

もっと言うと、犬をさらに具体的にすすると、トイプードルとかチワワとかね。分解していくとさらに具体的になっていきますね。

だから、人に言葉を届けるときに、その相手に行動してもらいたい、行動に駆り立てたいみたいな状態があるんだったら、言葉を見えるものにする必要があるんですよ。

だからね、よく世の中でも見かける肩書きで、「私はワクワクライフコーチです」みたいなことを書く人がいるけども、意味不明ですよね。

これが「建築事務所の未来を作る建築」みたいなことを言われたっても、そんなの見えないから意味不明なんですよ。

ただここで覚えておくべきことは、人は抽象で夢を見て、具体で行動します。

お金って言われてもピンと来なくても、100万円の札束って言われたらピンとくる人がいるかもしれないですね。

「ワクワクする」とか「幸せになる」とか「成功する」とか、全部意味不明でよくわからないってことを理解してください。

でも、そのわけのわからない概念でやりとりができてしまうのが人間なんですよ。

ただし、お互いが言っている本当の言葉がすれ違っている状態があったとしたら、それはバカが分かり合っている状態って言い方します。

なんか「あれ、やばいよね」「いや、ほんとやばいよね」これ、もしかしたらお互いが言ってる「やばいよね」っていう言葉の意味が全然違うかもしれない。

でも、なんとなく分かり合ってる気になってる。これがバカが分かり合ってる状態っていうことなんですよ。

だから、抽象的な言葉でやりとりをするっていうのは、実はすごく危険なんです。ちゃんと具体的な言葉で伝え合うっていうことが大事なんです。

どこから物質、どこから情報?

トイプードルは物質か?という問いがあるんですけど、トイプードルはまだ抽象の状態です。

だって今、トイプードルって言われたら、皆さんの頭の中で、あの黒いあれかーとか、茶色いやつかーとか、あの白いやつかーとか、色バラバラな可能性ありますよね。

でも、これが具体化されていくとこうなります。

下に書いてる通り、2020年の5月18日に生まれて、埼玉県の所沢市在住の栗戸さんが飼っている栗毛色の、体重3.2キロ、目がクリクリの無邪気な性格をしている、あのチュールが大好物で、この写真のトイプードルのロコちゃん

みたいなことを言われたら、これは明確化されているんで初めてここで物質化されるんですよ。

わかりますか?

トイプードルはまだ抽象なんですよ。トイプードルではまだ物質化されてない状態なんですよ。

でも、これがこの下のこの状態になって初めて物質化されるっていうことを知っておいてください。

はい。で、抽象と具体、もう少しだけ例を挙げていきます。

抽象度が高くなればなるほど情報量は減ります。情報量が減るんです。

なぜかというと、さっき言った、プードルのこれ、栗戸さんが飼っているトイプードルって、やたら情報がいっぱいありますよね。

なんですけど、「生物」って言われたら情報って全然少ないじゃないですか。生物の定義ってめちゃ少ないんですよ。

でも、生物の定義から哺乳類になるための定義をくっつけると哺乳類になり、哺乳類の定義から犬になるための定義をくっつけると情報をさらにプラスすると犬になります。

犬からね、トイプードルになるための情報をくっつけるとトイプードルになります。

そのトイプードルにさらに「この人が飼っているトイプードルです」っていうところまで掘り下げていくと、初めて物質化するという状態なんですね。

ってことは、上に行けば行くほど情報量が減ります。減って軽くなって、適応範囲は広くて、逆に自由になります。

上の階層に行けば行くほど、選択できる下は増えるんですよ。情報量減るから軽くなります。
でも、具体になればなるほど情報量が増えて重くなって、エントロピーは増大します。

エントロピーというのはカオス具合って言い方するんですけど、情報でたくさんある。

だから、これ覚えなきゃいけない言葉、すげーたくさんあるじゃないですか。エントロピーめっちゃ多いんです。

でも、これが上になればなるほど「生物」これはもう生物だったら私何でもいいって言ったら、タンポポも取れるし、チワワも取れるし、マグロも取れるし、松も取れるし、スズメでも何でもオッケー。

でも、「私はこの茶色のトイプードルのこれじゃないと嫌なの。絶対これしかもう見えない」っていう風な人っていうのは、トイプードルしか取れない人生なわけです。

でも、生物だったら何でもOKっていう人は、トイプーでも松でもタンポポでも価値は一緒です。全部イコールなんですよ。イコールなんです。いいですか?

そう。でも、「私はこの生き方じゃないと嫌だの」って言ってる人がいかに多いか。

「私はなんかこういうコンテンツビジネスをして、こういうSNS発信をして、これが絶対的に楽しくて、もう間違いない方法だ」っていうことを信じすぎちゃっている人って、その隣にある全く苦労しなくてもお金が入る方法っていうのに何も目に入ってない。

お金を稼ぐには会社員が絶対、起業するのが絶対、とかその方法、あり方しかない!って思いこんでいるとそうなりやすいよね。

でも、これはここにあまりにも執着をしすぎてしまっているからという状態なんですね。

はい。さらに、抽象度が上がれば上がるほど、包摂する量は多い。下にたくさん含んでますよね。なので、価値は高くて視点が上になります。

具体になればなるほど、抽象度が低くなればなるほど、価値は低くなって視点は低いけど、選択行動はしやすくなります。

実際の行動ベースとかになってくると抽象度が高い状態だと具体性にかけることはあるよね。

で、抽象度の概念というのは、これどんどん上に上がっていけば上がっていくほど、一番上は仏教の中では「空」で閉じられるって言い方します。

なぜなら、「空」はすべてを含んでいる概念だからですね。「空」はすべてあるし、すべてない状態なわけです。

すべてあるし、すべてない。もうすごいですよね。もうお釈迦様、意味のわかんないことをよくここまで悟ったなと思うんですけど。

すべてあるし、すべてない。この状態というのを「空」。

すべての抽象度の上の即は「空」で閉じられるという言い方をします。

ちなみにこの抽象度の上がり方っていうのは、犬、猫、鳥を包摂しても「動物」って書いてありますが、ここはもしかしたら「ペット」って上がり方をする可能性なんかもあります。

その上がり方っていうのは、ピラミッドの作り方っていうのは多種多様に当たるということは、ぜひ知っていてください。

で、抽象度っていうのは、上がれば上がるほど臨場感が低くなります。

だって、例えば「私、動物が好きなの」そんなに心動かないかもしれない。

なら、もっと上の「生物が好きなの」だと、そこまで感情はくっつきづらいですよ。

なぜか?臨場感が少ないから。

でも、「私はもうこのインコの○○ちゃんがたまらなく好きなの」っていうのは、すごく具体だし、臨場感が高くなるから感情がくっつきやすいんですよ。

言い方を変えると、抽象度を上げることができればメタ認知ができるし、もっと言うと感情がくっつきにくくなるんで、以上が減るんでね。感情が湧きづらくなります。

はい。さあ、じゃあもう少し深掘っておきます。抽象度が上がると、いろんなものが見えます。

どうやってお金をつくる?

どうやってお金を作るっていう一つのテーマがあったとして、じゃあ抽象度が低い状態。

私は会社勤めを一生懸命こなして、何とかお金を作るんだっていうことしか見えてない。

この会社勤めるの人っていうのは、他にお金を作る方法が山のようにあっても、そこに目はいかないわけです。

そうですよね。会社勤めをして、もう一生懸命働いてお金を作るんだ、このルートしか見えない。

でも、お金を作る方法だったら何でもOKっていう状態を持っていたり、観念で持っていると、実は働いているの中にも、会社勤め以外にも、自営業、独立をして何かフリーランスになって方法もあるなぁとか。

あと、今度は働かずに得るという方法で、自分が会社のオーナーになって、社長さんとか従業員に働いてもらうという方法もあるんだなぁとか。

あと、今度は投資家っていう働き方があって、いろんな会社に投資をすることで、その利益配当を得るっていう方法なんかもあるんだってことが見えてきたようにします。

さらに言うと、勝手にお金がやってくるって世界もあるってことを知るってことですね。

あ、なんかお金が来るんだなぁと思ってたら、引き寄せるお金が現れちゃったっていう世界だったりとか。

まあ、人からお金もらおうっていう考え方なんてあるわけですよね。

働かないし、何もしてないけどお金もらうんだって。親から、親にすねかじりの状態の大学生なんて、ここって結構強いわけじゃないですか。

でも、なぜか大人になっていくと、これをやっちゃいけないんだって閉じていって。

もうちゃんと一生懸命働かなきゃいけないんだっていう、その呪いが次元発火装置として、会社勤め一生懸命ローに固執してしまって、いつの間にかこの世界に閉じてしまう

っていうのが、世の中の仕組みだったりするわけですね。はい。

なのに、お金を作る方法っていう一つのテーマを取ったって、これだけ方法があるんです。

まだまだありますよね。きっと他にもたくさんあるはずなんですよ。

という方法もあるけど、でも自営業が完璧にもう素晴らしい方なんだって、そこしか見えなくなると、それ以外が目に入らなくなるということです。

抽象度と抽象的(曖昧さ)

抽象度を上げるっていうことと、曖昧にするってことはちょっと違います。

抽象度を上げたゴール設定をするっていうのは、対象範囲をより広くするし、逆に情報量はより少なくします。

例えばね、あなたがコーチをやっていて、コーチングで誰かとクライアントさんのゴールを作ってあげたり、自分のゴールを作るとかね考えるときに。

私が好きな英語を使った仕事について、趣味の海外旅行に毎年行きたい、というゴールなのか。

ではなくね、私と関わるすべての人が、やりがいのある仕事につくことができ、自分がやりたいことができるようにしてあげたい、なのか。

これもね、まだよくわからない概念が曖昧さ、抽象的なものが含まれちゃってるんですよ。

抽象度が高いものじゃなくて、抽象的なものと曖昧なこと。

曖昧さと抽象度っていうのは、またちょっと別の問題だったりするんで。

で、ここをある程度明確にしていくために、例えば、私と関わるすべての人が、「自分が大好きなことで誰かが喜んでくれる、そんな仕事につくことができて、自分が心から出てたいと思っていることを継続的にできるようにお金や時間が使える状態」にしてあげたい。

なんか、こんな風なゴールの言葉に移り変わっていくと、これはある程度定義付けで、みんながなんか理解できるような言葉で出来上がってたとすると、これは抽象度を上げたゴールっていう風な設定の仕方になる可能性があります。

はい。さあ、もうちょっと進んでいきます。

抽象と具体の往復運動ができる。

これがもう日々できるようになってくると、自分もそうだし、お子様も天才にすることができたりします。

例えば、さっき言った通りで、人は抽象で夢を見て、具体で行動する。

コミュニケーションの飛躍だったりとか、言葉の簡潔さと共感範囲だったりとか、視座と長期視点だったりとか、包摂するこの主軸の共有だってね。

抽象的な言語っていうのは、具体的な言葉をより簡潔に、多くの意味を含ませることができるんですよね。

抽象的な言葉を使うことで、相手に具体的な情報を提供しつつ、より広範囲な意味を伝えることができるということです。

逆に、今度は具体で伝えると、臨場感を感じさせることができるので、相手の臨場感空間にいろんな楔を打ち込むことができるということを、ぜひね知ってください。

抽象思考っていうのは、本質を理解して端的に伝える方法で、言い方を変えるとわかりやすく伝える力です。

具体思考というのは、詳細に焦点を当てて、実用的な理解で相手に行動を促してあげられるっていう考え方になります。

抽象化能力

橋の向こう

いいですか。さあ、抽象化能力。

これを身につけることができると、人生をどんどん豊かにできるので、これ本当にベースしっかりと学んでくださいね。

抽象力っていうのは、抽象化能力というのは、個別の具体的な事例から共通の本質を見抜いて、それを簡潔に言語化できる能力です。

例えば「忙しい」っていう言葉があったとしたら、その言葉の中にはいろんなものが包摂されてますよね。内包されてますよね。

例えば、メールがたまって忙しいと感じるとか、会議が連続しているから忙しいと感じるとか、締め切りが迫っているから忙しいと感じるとか。

そういう具体的な情報をまとめて一言で「忙しい」って言ってますよね。

抽象力のこの3つの要素としては、これを要約してるわけです。

これをメールがたまってて、会議が連続してて、締め切りが迫ってるんだよね。あ、つまり忙しいんだねって。これ、要約してるわけですね。

膨大な情報を短い言葉にまとめられる力を、抽象力って言い方します。

本質理解、表面的な事実にとらわれないで、真相にある共通点を見抜く力を、これ抽象力って言い方します。

もう一つがパターン認識です。

違う状況、違う分野、違う領域であっても、共通する構造とか法則を見つける力。

これを抽象化能力って言い方します。

で、そのためには高抽象度、俯瞰力っていうのも必要だし、パターンを変える力、共通構造を看破して、それをパターンに変える力ってのも必要です。

またまた今度は要約力、まとめ力とか、膨大な情報を要約する力ってのも必要になってきます。

もうちょっといきます。

世の中のいろんな物事に区分けができるようになる。

区分けが見えるようになってくると、抽象度が上がった証拠にもなるし、逆に共通点が見つかると、抽象度が上がった証拠にもなります。

例えば、今まではこんな言い方されてなかったのに

◎この世界は物理空間と情報空間に分かれているっていう区分け、仕分け、区分けができる。

◎人間のチャクラは第1から第7のチャクラがあるんだ。これも人間を7分割してますよね。

◎情報空間に存在する人間も、実は3階層に分かれているんだ。第1階層、第2階層、第3階層の人がいるんだ、っていうように。

◎気功の世界では、下丹田、中丹田、上丹田っていうように人間を3分割してるとか。

◎世界を作るエレメントっていうのは、火・風・水・土の4つがある。これ、占星術ですね。

◎自然界のエレメントには、木・火・土・金・水の5つがある。陰陽五行。

◎曼荼羅の世界には、胎蔵界(心)と金剛界(物理)がある。

◎成功には7つの法則があるとか。(7つの習慣)

◎人間のニーズには、6つのヒューマン・ニーズってものがあるとか。

◎能力者には6つのタイプがいるとか。
(ヒーラー、読解系、操作系、物理攻撃、未来予知、特質)

こういう区分けが見えるようになってきたりとか、自分の中でこのパターン分析ができるようになった状態っていうのは抽象度が上がった証拠。

例えば、目の前にここに1000枚のDVDがもうごっちゃ混ぜに並んでいて「この中から面白い1枚を探せ」みたいなことを急に言われても、めちゃめちゃ難しいじゃないですか。

でもこの区分けができてない状態だと、何をしなきゃいけないかというと、1枚1枚全部を見ないと何が面白いかわかんないです。

でもこれ、区分けができると。ここに1000枚散らばっているDVDを、じゃあちょっと監督別に分けよう、みたいな分け方をしたりとか、今度はアカデミー賞を取ったものだけの分類に分けてみたりとか。

今度は例えば、年代別に分けてみたりとか。役者別に分けてみたりとか。そういう分け方をすると、当たりが見つけやすくなるわけです。

「この監督の作品は面白いから、きっとこの中だったらこれ面白いかもな。」さらに言うと、「こいつ、名演技をする役者だから、この監督とこの役者が組んでるこの映画は、面白いに違いない。」って言って当たりを見つけやすくなるんですよ。

はい。いいですか。さあ、ちょっと少し余談っぽくなるんですけど、「自分にとって進化できるフレームかどうか」みたいな話なんですけど。

AIを使った区分けの仕方

最近ですね。Mさんっていう、一緒に日本寄付財団っていう財団をやってる男がいるんですけど、彼のYouTube見たら、結構面白かったんですよ。

で、「自分を覚醒させるためには4つのフレームが必要だ。4つのタイプの人が必要だ」みたいな言い方してたんですね。

せっかくなんで、ちょっとここでAIを使って一つ、ワークしてみましょうか。

最近、うちがお気に入りのAIの一つに、Googleさんの「Notebook LM」っていうサービスがあります。

これ、皆さんも無料で使えるんで、ぜひ登録してみてほしいんですけど。すごいんですよ。

このNotebook LM、どういうサービスかというと、今、世の中にあるAIっていうのは、例えばChatGPTにしろ、GoogleのGeminiにしろ、Claude AIにしろ。

世の中に転がっているいろんな情報リソースの中から、質問したものの答えを一生懸命出そうとするっていう仕組みがありますよね。

このNotebook LMっていうのは何かというと、「自分がぶち込んだソース」の中からだけしか情報を拾わずに考えて、その答えをだしてくれるっていうAIなんですね。

面白いのが、例えばうちだったら、自分が過去に出してたいろんな書籍だったりとか、そういうものをデータとしてぶち込んで、自分の思考がこう入った情報から自分の考えで「これをまとめたい」っていうときに。

これを全部まとめたようなものをぶち込んで、一つのAIを作ることができるという感じです。

その中でちょっとね、さっき言ったみたいに、これ、まあいろんなやり方できるんですけど。例えば最近──

不動産投資を勉強しようと思って入れたのが何かというと、YouTubeで、なかなか視座の高いというか面白い発信をしていた「不動産兄貴」っていう人がいたんで。

「不動産投資の極意」みたいな、彼のYouTubeをここにぶち込みまくるわけですね。こうやって、入れまくるんです。ここに。

YouTubeとかを追加できる「この追加」っていうボタンを押すと、ソースをここにアップロードできる。

たとえば、文章、PDFだけじゃなく、音声ファイルとか、ウェブサイトを入れることもできるし、YouTubeを入れたりすることもできるんですよ。

みたいなことをどんどんぶち込んで、ここでいろんな質問をしていろんなAIとして答えてくれたりとか。まあ自分なりのまとめができるっていうサービスですね。

そんな中で、たとえばじゃあそのうちが一緒に事業してたそのMさん、彼の思考をちょっと使えるようなAI作ろうと思ったら。

彼のYouTube全部入れてみたり、いろいろ出してた文章だったり、そういうものをここに全部入れて、音声ファイル全部入れてみたり、そういう投げ込み方をするんですね。

そんな中でちょっと1個だけ、ちょっと面白いYouTubeがあったんです。

これが「成長できない人の共通点で自分を爆速で進化させるために会うべき4つの人」みたいな内容で「破壊者」「未来人」「刺激者」「実現者」この4つの区分にして彼はこういう人たちに会いに行くと、自分の進化が早くなるよ、というようにさっき言った区分をしてたんですね

これちょっと面白いのが、一応、多分簡単にいけると思うんですけどこのノートブックLM、たとえばここにソースコースを打ち込みます。そうすると、まあざっくりの要約をここに出してくれたりしますね。

さらにこの出してくれた要約を、ここで「マインドマップ」ってボタンがあるんですけど。

マインドマップってボタンを押してもらうと、マインドマップが出てきます。こんな風に。

さっきのYouTubeの要約済みのマインドマップですね。

「自己進化のための4つのタイプの人」思考・行動の源泉としての情報で、じゃあ会うべき4つのタイプの人間というのが、こういう人ですよって。

「実現者」っていうのは「正常 × 今」。これ、4つの区切り方をしてるんですね。

人のマトリックスを、「正常な人」まあつまり、今の状態を自分が“正常”とすると、正常で今の人なのか、「正常で未来の人」なのか。

あとまた今度は、「異常で今の人なのか」、「異常で未来の人」なのかっていう、4つの区分けをしてるんですね。そういうマトリックスを作っています。

「実現者」ってのは、正常で今の状態の人なので、物事を遂行する能力が高い。

散らばった情報を処理してくれたりとか、整理してくれたりする、エントロピーを低くしてくれる人です。

「刺激者」っていうのは、異常なんだけど「今」いるような、自分のレベル感のところにいるんだけど、自分とまったく別のことをやっているような人。

自分にない価値観とか情報を持っている人で、違うジャンルの人。でも新しい情報とか、違った常識を自分に与えてくれたりする。


こういう人っていうのは、今までに自分が持ってない情報を持ってる人なので、エントロピーを高めてくれるよっていうタイプの人を「刺激者」って言い方をします。

「未来人」って言って、これは自分の将来像みたいな感じですね。

自分が目標とする人だったりとか、もう自分がそのまま先に進んでいった時に、先にいる理想像みたいな人のことを「未来人」って言い方をしています。

「破壊者」っていう言葉を立ち上げてるんですけど、この「破壊者」っていうのが「異常 × 未来」。で、自分の常識とか前提そのものを壊してくれる。

未来の自分とか目標すらもぶっ壊してくれる人、やはり根底を全部破壊してくれる人。エントロピーも、もう爆発的に散らかしてくれる人っていうのを、「破壊者」っていう分類をしています。

人が進化するためには、この4つのタイプの人に、成長のためにはこういう会い方をしましょう、みたいなことをしているのが、このYouTubeで語られたんですね

このノートブックに入れれば、面白いのが、例えばこのYouTube、これ、パッと入れ込んだ時に、この内容を全部おしゃべりするようなラジオ番組みたいなものも一瞬で作ってくれるんですよ。

ちょっとお聞かせするんですけど「爆速成長のための人脈戦略なんとか戦略」

これもね、ここに実は「音声が用意」ってボタンがあるんで、ここをポチッとクリックしてもらうと、この音声が、多分数分後に出来上がるんですけど。

例えばこれなんかポッドキャストの番組を聞いてるみたいに、このYouTubeの中身をまとめたみたいなものを発信してくれます。

【音声の内容】

女性)ちょっと「流れもっと加速させたいなー」って感じること、ありますよね。その鍵って、もしかしたら「誰と会うか」にあるかもしれない。

男性)ああ。人との出会いですか。

女性)はい。今回はMさんのYouTube動画「自分を爆速で進化させるために会うべき4タイプの人とは」。これをもとにですね、あなたの成長を後押しするヒントを一緒に探っていければなと。

男性)面白いテーマですね。Mさんの視点、ユニークですし。

女性)そうなんです。正常か異常か。そして現在か未来か。この軸で人を分類するっていう。

男性)Mさんによれば、まあ人間は情報そのものであって、どういうインプット、特に人からの情報でその人のアウトプット、つまり思考とか行動が変わってくる。

女性)今回はその「人との関わり方」っていうのをMさんのフレームワークで見ていこうってことですね。

男性)そのフレームワーク。軸が2つありましたよね。一つは、相手からの刺激が自分にとって「正常」。まあ心地よいか。それとも「異常」。なんかこう違和感があるか。

女性)そうですね。「受け入れやすいかどうか」

男性)でもう一つが「時間軸」。今に影響を与える人なのかそれとも未来を示唆する人なのか。

女性)ここで大事なのが「エントロピー」っていう考え方。

男性)エントロピーですか。

女性)物理もまあそうですけど。ここでは「思考の散らかり具合」みたいに考えると分かりやすいかなと。

男性)あーなるほど。

女性)整理されているのが「低エントロピー」で、混沌としているのが「高エントロピー」。

Mさんは「成長のためには意図的にこのエントロピーを高める」つまり、常識を壊すような刺激が必要なんだと言ってるんですね。

男性)思考をあえて散らかすですか。面白いですね。

【音声終わり】

っていうふうに、ちょっとこれ永遠に聞いてられるんですけど、っていう感じでここに打ち込んだものを、音声ラジオ番組みたいな感じで要約して聞かせてくれたりするんですよ。

結構面白いですよね。

これってさっき言ったみたいに、たくさんの情報源をバンバンここにぶち込むことで、自分なりのAIを育てることができるという感覚なんです。

さっき言ったみたいに、自分が「この人みたいになってみたいな」っていう、ういう人がいたとしたら、もっと近い方で、その人の思考を普段使ってみたいなっていう人がいたら、その人の情報リソースをガンガンこの中にぶち込んで。

その人をここに作り上げる、ということができるっていう感覚を持ってほしいんですよ。

これが「ノートブックLM」っていう、このサービスで作り上げることができるんで、ぜひ皆さんもちょっとお試ししてみてください。かなり面白いです。

さっきのマインドマップとか、めちゃめちゃ便利ですよね。

何か物事を考える前にいろいろと、それをパッと作ってくれたりするんで。うちはこれを各分野ごとにいろんなノートブックLMを作ってるんですけど。

あとで簡単に紹介しますけど本の情報っていうのもぶち込みまくってます。

これ無料版でも使えるんですけど、おすすめはこのジェミニのアドバンス契約をすると、まあ2900円なんですけど。

ジェミニの有料版。2900円のものをするとこのノートブックLM勝手にアップグレードされて有料版になりますんで。

この状態にまで持っていくと、Googleののファイルの保管とかのギガ数も似てらぐらいまで使えるようになったりするんで。

もう好きなだけ情報を入れられるようなこともできるんで、この2900円ぐらいはなかなか安いんじゃないかなと思ったりします。

じゃあ進みますね。

Mさんはこんな区分けをしてるわけです。

自分がまずは成長するためには、今これはもう整理して今の実行力をどんどん高めて推進してくれる人って実現者

自分に刺激をくれる人(刺激者)自分をぶっ壊してくれる人(破壊者)

この破壊者の中で面白かったのが、彼が今携わっている面白い東大の先生がいるんですね。

光吉先生という先生がいるんですけど。ちょっと彼のアレが面白かったんで開いてみようかな。

こういう使い方を普段よくするんですけど、自分の思考の中にないものをポーンと投げて、自分の思考の外側に連れてってほしいわけです。

四則演算を超えた世界っていうのを推奨している光吉先生って東大教授の人がいるんですね。

今。世の中の仕組みがおかしくなっているのは四則演算。足す引く。かける割る。四則演算ですよ、あれがいけないんだって光吉先生が言うんですよ。

意味わかんないじゃないですか。四則演算の何が悪いねと思うかもしれないですけど。

確かに面白いのが昔エジソンって、1たす1はいくつだって言われた時に「1」って答えたんですよ。

なぜかって、だって一つの粘土と一つの粘土くっつけたら「1」じゃねーかと。でも「いや、1足す1は2だ」みたいなことを散々言われるんですね。

同じように光吉先生はですね。「1割る2は0.5だ」っていう答えが納得いかなかったらしいんですよ。

1を半分にしていると0.5と0.5なのに、残りの0.5どこ行ったんだって話ですね。

だけど多くの人はそれが当たり前だと思ってるから、そこに疑問すら抱かないわけですよ。

でもこの四則演算っていうのは実は、世の中を、資本主義の状態でうまく金融っていう仕組みを上手に使う人たちが、操れるように出来上がっているものなんだって言い方するんです。

そんな考え持ったことないじゃないですか。で。これって完全にもうその外側の状態ですよね。

彼はだから「1たす1がどうのこうの」とか、それを新しく「四則和算」ってものを作っていて、これが世界に普及したら、もう戦争ってなくなんじゃねーの?みたいな話をしてたんですね。

【じゃあ、これをもっともっと深く理解をしたいので、この四則和算っていうのを構造的に理解できるようにまとめてもらってもいい?これを活用して戦争のない世界を作るとしたらどんなステップが考えられるかな】

ってこれをAIに投げるわけですね。

AI:この四則和算は四則演算を超えた世界っていう響きからして、既に抽象度が高いけど、彼が言っているのは「四則和算は単なる数学的なものじゃなくて、人間の調和とか感性とか共生に踏み込んだ思想体系です」と。

そういうふうにわかりやすく構造的に整理すると。

加え算、これはもう単純に増やす。これ数量的な拡張とか、こういうことがざっくりと書いてあり、この四則和算を

“和”の演算として、共感、共生を“和”が導くものとして考えるんだとすると、この“和”でプラスされるものっていうのは「喜び × 喜び」で増幅するよね。

“和減”っていうのは、共有によって苦しみとか悲しみを減らすことができるよねっていう考え方。

“和乗”っていうのは、これは共創とか共鳴とかアイディア×アイディアで、全く新しい発明ができるよね。っていう掛け算だったりとか。

“和除”っていうのが、これが相手の視点で分かち合うという共感的理解で「自分の幸せ ÷ みんなの幸せ = 全体の幸福」になるような配分ができるよねっていう考え方だったりとか。

この計算「四則和算」っていうのが、四則演算にとって代わることができると、分かち合い、共鳴、共創も含めて、新しい東洋的な計算式を作ることができるようになるから世界が変わるんだ。

っていう言い方をするんですね。

なかなか面白いなと。じゃあこれで戦争のない世界を作るとしたら、こんなステップが考えられるかっていうのを、これAIに考えてもらってるって、こういう状態ですね。

はい。こういう自分の思考の内側にないものを、AIに投げていろいろ出してみてもらう、「これが正しい」とか「正しくない」とかじゃなくて。

自分の思考とか、思考の枠の外側に連れ出してもらうような使い方を普段からできると、もっともっとAIの使い方が面白くなるかもしれないですね。

はい。戻ります。で、まぁ彼はそんなことをやっていましたと。

区分けをさらにステップアップする

区分けっていうものは、じゃあさっきみたいに「4つのタイプに分けられるよね」っていうだけで留まらずに、それをさらに昇華させてほしいんです。

何かというと区分けをしたら、これカテゴリー化みたいなものって、もちろんね抽象度アップの登りやすいハシゴの一つなんだけど。

ただ分けるで終わらすんじゃなくて、そもそも、じゃあどんな「軸」で切ったのかっていうのを意識して、この軸っていうのが、別の領域でも同じように通用するかどうかを試してみて軸そのものをメタ化する、っていう。

①区分け→②どの軸で区切るか?→③別の領域でも通用するのか?

この3ステップを踏むと、より抽象度レベルは跳ね上がっていきます。

そのためには区分け、さっき言った抽象度なんですけどこの区分けのレベルの基礎っていうのは、なんとなく「基礎の分類」が分かるし、覚える。

7つのチャクラがあるんだな。五行っていうのがあるんだな。っていうのを知ってる状態です。

中級になると、この区分けを自分の経験とか、分類とか、パターン、他のパターンに当てはめることができる。

「あ、今の私ってちょっと第3チャクラが弱いな」とか。「ハートチャクラがちょっと弱った頃だな」とか。

「自分の昔の経験からすると、あの時ね。このチャクラが開いてたな」とか、そういうふうに、区分けの中でも“当てはめ”ができるっていうのが中級。

この上級っていうのは、この“分類したもの”について、そのものを“作ったり”“借り替えたり”して、行動に変える。

チャクラの上下とか、この企業組織の階層っていうのって、実は似てるんじゃない?で、これ対応させたとしたら「じゃあこの仕組みって、次の会議で提案して導入してもらうようなことを頑張ってみよう」みたいなことまで、行動までチャンクダウンすることができる

これって、抽象度を“使えるようになる”という状態になります。

「軸をまたいで共通パターンを使う」まあ、これちょっと道具的にさらっていくんですけど。

例えば、人間だったら情報空間・物理空間・まあ陰陽っていうのも、それに当てはまる。

これも「上丹田・中丹田・下丹田」っていうのは、「観察者・行為・対象」っていう、この…なんか、まあマーケティングの考え方にもいけるかもね、とか。

なんかそういう当てはめができるかな、共通パターンを考えてみる。

「共通点が見えるようになってくる」っていうのも、抽象度が上がった証拠です。共通点が見える。

この分野とこの分野、全然関係ないのに、この“微生物の世界”と“会社の成り立ち”っていうのが、実は全く別分野なのに、同じパターンに見える。

これが、抽象度の高まりです。

この世の中のサプライチェーンっていうのは、母の流れに例えられたりしますよね。「川上から川下まで」みたいなねっていう考えもあれば。

例えば「脳のニューロンネットワーク」って「SNSのフォロワーモデル」とかの考え方と似てるよねだったりとか。

「ビジネスのピボット」は物質の“相転移”(氷から水になって、水から水蒸気になる)っていう、この相転移のこのポンポンと変わっていく、そこに似てるよねって、当てはめができたりとか。

「食物連鎖のエコシステム」と「企業組織の階層」って、なんか似てるよねだったりとか。

「和音コードの進行」と「色彩調和理論」って、なんか似てるよねとか。

全然関係ないところから共通点。

「コンテンツビジネス業界」と「ネットワークビジネス」とか似てない?

「飲食業界」と「教育ビジネスの業界」に、実はこんな共通点があるよね、とか。

で、それをさっきの熊楠さんが言ったのが粘菌っていう、この“菌”の細かい顕微鏡の中の世界と宇宙って一緒だよね、とか。

こういうふうに共通点が見えるようになってくると、抽象度が上がった証拠だっていうふうにも言われたりします。

「別分野のクロスオーバー」で抽象度を試す

はい。別分野のクロスオーバーで抽象度ためしてみると……例えば、ランダムに2つの領域を選びます。

例えば「量子力学」と「茶道」って別分野だけど、なんか共通点があるのかな?

これ、自分で考えるのめんどくさかったら。AIに振っちゃえばいいんですよ。

「量子力学と茶道の両方に共通する構造を3つひねり出して」って。無理くりなんか出してくれますから。

まあもちろんハルシネーション起きないように、「わかんなかったら“わかんない”って答えて」って一言入れたら。それはストップさせることもできるんで。

他にも例えば「レンズ替えワーク」として、いつも使っている分類軸っていうのを、真逆の領域に突っ込む。

例えば「チャクラの7階層」で「会社の課題を整理する」だったりとかね。

メタモデル比較・・・既存のいろんなモデルを横並びにしてそれを、段数、相互作用、循環または直線などを比べてみる。→似た型か重なる箇所=普通パターン。

この辺も全部自分で試行するのがめんどくさかったら、AIに全部入れ込むことできますよね。はい。

AIを軸ジェネレーターとして活用する。

未知の新しい軸を発見するために、例えば何でもいいですけど、じゃあこの飲食業のこの集客から何かっていうパターンを、陰陽五行のモデルで分類してなんか考えてみてとか。

この占星術の4つのエレメントをスタートアップ企業のタイプに何か対応して変換してみて、とかっていうふうに。

AIを使っていろんな共通点だったりとか、新しい軸だったりとか、新しいコンテンツだったりとかっていうのを、ここで生み出すことなんかもできるわけですね。

はい。じゃあAIを使ってどう共通点を探すかなんですけど。もうそんな難しくないですね。

どう使って? まあ似た系とか、式とか形とかを探して、グラフが似てたらまず共通モデルを疑います。

これをAIに写像を投げます。この因果モデルを森の生態系に置き換えて説明してみたいな聞き方をするんですね。

そのメタファーを試作もやることに落としていく。

で、これを変えていくっていうような使い方をすることができる。

AIで共通点ってガンガン見つけることができますよね。その分野とこの分野の共通点を探してで。

これを例えばこのパターンにちょっと置き換えてみて、で、これを何か使えるこういうフローに変えてみて。

こういう聞き方っていうのは、今まで自分の中になかった思考っていうのを使う使い方として活用することができます。

人間を分割してみる

はい。他にもちょっとこれも区分の話ですね。もうこれ、本当にすべての人にお伝えをしたいんですけど

今ね、世の中の人たちって、勝手に自分の上に誰かを置いたりとか。人と自分のことを比較しすぎなんですよ。

本当に、実のところ大した差なんかないのに。やたらと、ちょっと稼いでる人の話を聞いて「すげーなー」みたいに見てしまったりとか。もう、ほんとそういうことを信じすぎなんですけど。

まず、人間を分割して見てみる癖をつけてみてください。

で、人間なんて本当は、ここに書いてあるこの8個の分野だけじゃなく、もう何十個も分野があるわけですよね。

その分野の中で、みんな何をしてるかというと、その人が過去何してきたか、で、今どれだけの収入があるのか、今どれだけの影響力があるのかっていう、ここばっかりを見すぎなんですよ。

なんなら、ここしか見てないんですよ。でも本当は違いますよね。

その人見た時に「あ、なんかこの人、人間的な魅力があるな」「なんかすごく楽しそうに生きてるな」っていうのがあったり。

他にも「知識とかIQがやたらあるな」とか「今はこんだけ若いなぁ」とか健康とか美しさみたいなのもそうかもしれないし。

またまた今度は「魂の目的が、実は何かこの人いろいろ偉そうなこと言ってるけど。本当はそのことをやりたくないんじゃないか」みたいなズレだったりとか。

「なんかいろんなこと言ってるけど、思考ブロックたくさんありそうだなぁ」とか。

「いや、なんかいろんなことやってそうに見えて、実はそんなランダム性がないな」とか。

「未来のビジョンはしょぼいなぁ」とか「スピ的な能力って実は全然なさそうだな」とか。

いっぱいあるんですよ。いろんな分野が。

で、人を分割して見たときに総合的に見て、別に序列なんかつける必要はないんです。ないんですよ。ないんですけど。

総合的に見て、自分の上に置く癖をやめてください。

もういいです。じゃあ、ビルゲイツすげーけど、いや、自分の方が50歳若いぞ。みたいな。それでいいんですよ。勝手に年齢とか、いろんな変な序列はつけないで大丈夫ですから。

はいっていうなんか、区分の仕方も頭の中に入れておくと。人と会うときにだいぶ楽になるんじゃないかなと思います。

この情報空間というか、わかりやすく言うと、地球をより軽やかに歩くためには、とにかくこの「抽象度の上げ下げ」っていうのをマスターすることができたら圧倒的に歩きやすくなっていきます。

じゃあそのために何ができるかってちょっとトレーニングの話に入っていきます。これはなかなか……やばい、まだ半分だ。急ぎます。

はい。じゃあ「5つの抽象度トレーニング」の話をしていきます。

情報空間を乗りこなす「抽象度の秘密とAI活用」について③に続く。

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