2023年から10年間、これから今までの常識や当たり前というものがどんどん崩壊し、混沌と創造の時代になります。
新しい時代に生き残る人は、変化の世界に柔軟に対応できる人です。
また新しい時代だからこそ、今までにはできなかった大きな願いを叶えて、人生を思いっきり変えるチャンスもあります。
それには、その時代に適した望みの叶え方を理解して、実践していくことも大切です。
今までと違う望み(ゴール設定)の仕方やルール・実践方法があるんだよ。
このブログでは新しい時代における重要な価値観の変化、大きな願いを叶えていく方法やその鍵となる「情報空間」について書いていきます。
新時代の到来を楽しんで乗りこなしていきましょう。
風の時代の生き方とは?
新しい時代になったとき、わたしたちはその時代に求められる、望ましいとされる人の資質をまず理解することが大切です。
なぜならその時代に活躍する、社会から求められる、望みを叶える人は、その時代の社会システムや環境によって相対的に決まっていきます。
つまりどんな時代がこれからやってくるかを早めに理解し、価値観やあり方、能力をそれに合わせてアップデートする必要があるのです。
これからの時代がどのような時代になるのか、どのような価値観が社会に広がっていくのか。
西洋占星術やスピリチュアルでよく言われている地の時代と風の時代の違いから説明しますね。
風の時代ってなんだ?と思われる方もいるかもしれませんが、統計学をベースにした占星術などの占いでは「200年に一度の人々の価値観が大きく変わるタイミング」といわれています。
どのように価値観が変わるかというと下の図のようにです。
今までのような大企業・会社・成功・上昇・お金・物質などを大事にする価値観から、情報やシェア、個人でのつながりなどに価値を置くようになります。
だいたい10年ぐらいで変わるといわれているよ。
地の時代を表す本質的なキーワードは「物質・固定・枠の中・所有」で風の時代を表す本質的なキーワードは「非物質・流動・枠の外・シェア」で表されます。
風の時代を生き抜くうえで、わたしたちが持っておくべき意識は「他の誰か」になろうとせず他人と比較するのではなく「ありのままの自分できること」がとても大切。
ありのままの自分とは
なんのブレーキも一切なく、やりたいことをガンガンやって
いいたいことを言いまくっていた、3~4歳くらいの素のあなた自身
なぜかというと、これからの時代は、みんなで一緒にあがっていく、シェアしていく、協力して物事を進めていくようになります。
そして一人だけで何かやろうとする、一人だけうまくいこうとするのは地の時代の価値観なので、そういう人は取り残されていくのです。
その時に、ありのままの自分でいられない人は、他人と比較し成功した誰か、憧れる誰か(他人に)なろうとします。そして承認欲求を他人に満たしてもらおうとし、人間関係がうまくいきません。
今まではすごい誰かに憧れたり、良い大学、良い学校などと型にはめられた理想を追い求めることが正解だったような風潮も、まったく変わり価値がなくなるのです。
だから「ありのままの自分」を思い出し、その自分で生きることがとても大切になります。
これだけ激変する社会では変化に対応し、風の時代にあった生き方ができる人が生き残っていけるのです。
変化に対応できる人間になるための重要な考え方
これからの時代は地の時代から風の時代に変化していくとお伝えしました。
次に社会はどのように変化していくかというとVUCA化していきます。
社会のVUCA化が進むと、環境がどんどん変化し過去の蓄積した経験も使えず無価値になる「経験の無価値化」が起こります。
また社会が「不安定」で「不確実」になっていくと、先の「予測」が難しくなり、せっかく立てた計画も役に立たないことが増えていきます。予測を時間をかけて立てる方がリスクになるのです。
そしてVUCA化する社会の環境は連続的に変化していきます。どこかのタイミングで環境に「最適化」することは、次の瞬間に時代遅れになるのです。
新たな時代には環境への最適化より、変化していく環境に対してどれだけ柔軟に適合していけるかの方が価値を持ちます。
つまり、どれだけ様々な「変化」に柔軟に対応できるかがとても重要になる。
では、変化に対応できるようになるにはどのようにしたらいいのでしょうか?
その秘訣は【ホメオスタシス】にあるのです。
また変化の時代に柔軟に対応するだけではなく、乗りこなして今までではできかった大きなチャンスをつかむためにも、このホメオスタシスについて理解し、使いこなすことがポイントとなるので順に説明していきますね。
ホメオスタシスとは
わたしたちを変化させず現状の状態に縛り付けるもの=「ホメオスタシス」です。
ホメオスタシスの本質は、人が持つ恒常性維持機能で、たとえば体温が急激にあがったり下がったりしない、体重をキープする、心臓が意識をしなくても鼓動し続けるという機能です。
これは生命を維持するために必要な機能ですが、言い換えると「ホメオスタシス」が私たちが変化することを妨げ現状に拘束しつづけることがあります。
なぜなら環境を変えると「安全」が脅かされる危険があるからです。
つまり大きな変化が起こると、生命が脅かされる(内部環境が変わる)危険性があるので、ホメオスタシスはなんとしてでも回避したいのですね。
現状を維持しようとするのがホメオスタシスの機能なのです。
このホメオスタシスの性質を理解し、また変化のために上手に味方にして「使いこなす」ことが、変化の時代を生き抜く上でとても重要なポイントとなります。
ホメオスタシスが仕掛けてくる罠たち
ホメオスタシスはあなたに変わって欲しくないため変わらなくていいよ~と罠をしかけてきます。
その罠にとらわれないためにも仕組みを理解しておくことが大事です。
ホメオスタシスの仕組み
・急に動くと反動でやる気をなくさせる
セミナーなどに参加しモチベーションがぐっと上がっても、すぐに下がりやる気がなくなる。(リバウンドがかかる)
・自分が変わろうとするときに、周りの人たちが行動を止めてくる。
周りの人たちにもホメオスタシスがあるため。あなたが変わると、周りも変化しないといけなくなることがあるため、全力でとめてくる。(※無意識。人は他者を自分のホメオスタシス内に留めたがる)
・新しい情報・人間関係を無意識に拒否
知ってしまう、出会ってしまうと強制的に変化が起こる可能性があるため。新しいことに不快を感じさせる。
・すでに知ってる。分かっている
知識や情報に触れても、すでに自分は分かっている・知っていると思わせる機能がある。(変化させたくない)
・できないことの言い訳を創造・創作する。
「クリエイティブアヴォイダンス」といって、自分はできない理由・言い訳を脳みそが自動的に考える。
お金がない・時間・自身・人脈・能力・知識が「ない」にフォーカスさせる。「できる」理由は考えない。
全部無意識にそうさせていくので、このような状態になったとき、自分のホメオスタシスが機能していることに気づくことが大事になります。
ホメオスタシスの味方にして、大きな変化に乗っていく
ホメオスタシスは基本的には変化を起こさせない機能をもっています。
しかしこの機能を上手に使うことで、大きな変化に乗り今までにないくらい大きな願いを叶える、現実をがらっと変えることも可能なのです。
では、どうやって味方につけるかというと2つの方法があります。
1.リバウンドの力を利用すること
2.ホメオスタシス同調を利用すること
一つずつ説明していきますね。
ホメオスタシスのリバウンドを利用する
まずリバウンド機能とはなにかというと
たとえば
・体温が平時36.5℃の人がいたとします。暑くなり37.0℃に急激にあがると、汗を大量にかき。36.5℃ではなく36.0℃までいったん下がる。
・成功するためにがんばるものの鬱になる。
・ダイエットして痩せたが、元の体重よりも太る
つまり、急激に変化を起こそうとすると元の時よりも悪い状態になる、現象が起こるのです。
ポイントは前よりも悪くなること!
しかしこれは、逆バージョン(いったんわざとマイナスにして)元の状態よりも良くする、ということにも使えます。
たとえば、やる気が出ないな~と思う日があったとします。そういう時に、ムリにやる気を出すのではなく(元に戻すのではなく)、とことんなにもせずサボりまくる。寝たりゲームしたりネットみたりしまくるのです。
そうすると、その悪い状態も元々のあなたの状態でなはいですよ~ということで、元の状態よりも良い状態になることがあるのです。
上にあげようとするのではなく、いったん下に(マイナスに下がることをする)と、リバウンドが起きて逆に上がっていく。
またホメオスタシスの機能は、一定の状態に保つことですが、ホメオスタシスはなにもしないと自然にサボり始め状態が下がります。(重要!)
たとえば、仲の良い夫婦もなにも刺激がなく、ずっと同じままの状態を維持すると、自然にすこし状態が下がる(悪くなる)のです。
そういう時にもリバウンド機能を利用し、一度思いっきりケンカをしてみると、反発して普段よりも仲良くなれたりします。
意図的に行うということが大事なのですね。
わざとあえて、自分の中でこんなことやっていいのかな?と思うようなマイナスをやってみる。
→ホメオスタシスが異常値だと感じて元よりも戻そうとする力が働く
これはいろんな分野に活用できるので実験してみましょう。
ホメオスタシス同調と結界の機能を使う
つぎはホメオスタシス同調についてです。
ホメオスタシス同調とは、環境(情報)の共有によって、自分の周りにあるものに同調する(似る)ようになる機能です。
例えば一緒に住んでいる家族の体形が似たり、誰かがあくびをすると一斉に周りもあくびをしたりなどがあります。
知識や情報、立ち居振る舞いを含めて、ホメオスタシスで情報を同調し、自分のものにするのです。(同調すると似てくる)
ホメオスタシスで同調が行われているということは、そこにそれぞれのフィールドがある、ということでもあります。
ホメオスタシスには内部環境を同じに保つ機能があるとお伝えしましたが、じつはこれは「結界」の機能も果たします。
ホメオスタシス結界とは
自分の外にあるものを入れない、内側にあるものを出さないことで、内部環境を保つ役割のことです。
それぞれの場の環境(情報)を守る結界的な役割も果たしています。(つまりその内側に簡単によそもの・違う異物を入れないようにする)
だから、今の自分のホメオスタシスの現状には結界が貼られています。
そこから出ようとするとホメオスタシス結界の機能が働き、結界内から出させずに戻そうとするのです。
良い情報とかいい出会いがあってもそこに入れないようにもします。
そのため今の自分の現状から自分が憧れるような人・場所がある場合は、まずその人たちの「結界の内側」に入ることが大事です。
1回憧れの人たちの結界内に入ってしまえば、そこが自分のホメオスタシスの結界範囲にもなるので、元の状態に戻そうとしても、憧れの人の方の結界内に戻されます。
よく成功者になりたかったから、成功者のマネをする、一緒にいるといいといわれますが、近くにいればいいというものではありません。
これは成功者のホメオスタシスの結界に入り、同調していない(結界内に入っていない)とただ近くにいるだけでは何回会ったところで意味がないのです。
同調するということは、彼らの情報の共有や価値観を合わせる、評価基準、ものの見方、あり方を手に入れて変えることです。→つまり結界内に入れる
同調することによりできた空間(ホメオスタシスのコンフォートゾーン)が広がっていくと、成功者の結界に入れます。
コンフォートゾーンができれば、あなたは成功者の結界に一気に入ることができるのです。
では、どうやって入るの?というと
相手の結界内(ホメオスタシス内)に入るには
・相手から招かれる(その人たちにとって必要な人になる。欲しい情報を手にする。)
・自分がその人たちのマネ・振りをしていく
(そこの住人のふりをする。その人たちと同列だと思い、楽しくする)
の2択!
※マネをするのヒント
同じ行動をしてみる、その人が行く場所に行きまくる(ホテル、乗る飛行機など)住人になりすます。→繰り返すと同調していく。
相手にとって利益になる「こいつ分かってる」を実践する。
一度成功者の結界内に入ってしまうと、元の自分の状態に戻ろうとしても、成功者側にホメオスタシスの結界が働くので元に戻ることができません。
ホメオスタシスを上手に使うためのまとめ
◎リバウンドの機能を使う(ただしリバウンドで下がった状態のままい続けると、そこが心地よくなってしまうので注意!)
→ダイエットして太った人が、自分を甘やかしすぎて心地よくなりすぎさらに太る
◎自分がなりたいと思う人たちの結界に入りコンフォートゾーンを変える
(真に似ることを考える。考え方・評価基準・あり方を真似る・同じ価値観で判断する・情報の共有する)
コンフォートゾーンはいくらでも変えられる。
※ちゃんと相手の結界内に入れたかどうかを判断する基準は、そこにいて居心地がよくなったかどうか。逆に今いる人たちの場所に違和感を感じる。
◎ホメオスタシスによる言い訳に気づく、耐える、少しの変化小さなフィードバックに気づく
ホメオスタシスについてもっと詳しくはこちらもどうぞ!
変化を妨げる思い込みを変える
予測柔軟に変化できる存在になるには、ホメオスタシスを使いこなすこともですが、変化をさまたげるバイアス=様々な思い込みを手放すことも大事です。
バイアス=様々な思い込みや思考の偏り
思い込みが強いことも「固定」しているということなので、地の時代のものです。
この思い込みはどんどん破壊して新たに再生してまた破壊してと、変えつづけることが、これからの時代には必要です。
ではバイアスを外すにはどうすればいいかというと
ことを行うことが大切です。
また「自分には無理だ、できない」と思い込んでいることをあっさりと簡単にできている人と一緒にいることもいいです。
→これはホメオスタシス同調の力を使っています。同調していると自分もできるようになるのです。
これからの時代に必要な意識の持ち方~抽象度をあげていく
思考の偏り(バイアス)を外していき、風の時代(変化の時代)に生き残る、成功するには抽象度をあげてものごとを考える、視点をもつことも大事になります。
いきなり抽象度といわれても難しいかもしれませんので、説明をしていきますね。
地球という場所で成功したければ、まず世界/人間/言葉の構造や意味・価値を知ることが必要という考え方があります。
これらは高い視点から、この世界を俯瞰して人間というもの・世界の成り立ちや存在や意味・言葉について認識を学び分析する研究領域です。
この領域で最高抽象度の学問となるのが「現代哲学」「分析哲学」「認知科学」となります。
心理学もマーケティングも数学も、すべて哲学から派生したものです。
哲学は唯一考える力が身につく学問です。哲学から派生した学問はすべて使役することができます。右脳も開花していきます。
この哲学のなかでももっとも重要事項とされているのが「抽象度」という項目です。そして抽象度には段階があります。
この抽象度をあげていけばいくほど、人間関係・収入・問題解決能力や様々な可能性が飛躍的に向上するのです。
ではこれから抽象度についてなるべく分かりやすく説明していきます。
抽象とはどういう概念?
わたしたちの世界を創っている2つの要素はなにかというと「抽象」と「具体」というものでできているといわれています。
人間の本質の賢さというのは、この抽象と具体をどれだけ行き来できるによって図られます。
たとえば、子どもというのは「具体的なこと」しかまだ理解できず、表現もできません。
例題を出すと
①今日、まりちゃんとシルバニアファミリーで遊んだ
②今日、お友達とお人形で遊んだ。
①のまりちゃんとシルバニアファミリーは具体的であり②のお人形はやや抽象化された概念になります。
内容が具体的であればあるほど、その対象のことを知らないと理解できません。
この場合だと、まりちゃんのことと、シルバニアファミリーというお人形の名称を知らないと、通じない話になります。
しかし、まりちゃんやシルバニアファミリーのことは知らなくても、友達とはどういう存在か、お人形というものはどのようなものかは分かるはずです。
抽象化させることで、コミュニケーションもスムーズになるし、より多数の人に伝えられる表現ができるようになるのです。
具体・抽象の特徴とは
では、どのような特徴をもつ状態をそれぞれ具体・抽象と表現できるかというと
具体の特徴
・短期的
・すぐに行動可能
・解釈の自由度が小さい
・適用範囲が狭い
・結果の判断が楽
・感情に訴える/高臨場感
・上に包括される
抽象の特徴
・長期的
・行動への翻訳が必要
・解釈の自由度が大きい
・適用範囲が広い
・結果の是非の判断が難
・感情に訴えない/低臨場感
・下を包括する
分析哲学の考えのなかには、この世に存在するあらゆる概念には情報の階層性があるとしています。
この情報の階層のことを抽象度と呼び、抽象度が上の概念の方が情報量は少なく、抽象度が下になると情報量が増えます。
図のように「生き物」という「概念」のなかにはあらゆる生物、哺乳類・魚類・植物が含まれ包括していますよね。
そしてその下の「哺乳類」という概念には「犬と猫」という概念が包括されています。
これは上位概念の方が「情報」は少なく、下位の情報を付加していく形を表しています。
たとえば、「生き物」という情報に「哺乳類」である生き物、かつ「犬」という情報、さらに「小型犬」で「チワワ」であるという情報、「毛が長くて」「目が大きく」「舌が良くでる」、「わたしの家のチコちゃん」というように情報を付け足せば足すほど、対象が具体化されていくというような形です。
上位概念には下位の情報を包括してはいますが、上位概念の自体の情報量は少ないのです。
下位概念にいけばいくほどその中に入っている情報量は多くなります。
情報の階層は上にいけばいくほど、他の情報を包括していることになります。またすべての情報は階層のなかで整理整頓をすることができるのです。
たとえば、学校という上位概念がある場合は
このような情報の整理になります。
「学校」という概念は、大学や高校、専門学校などの種類(下位概念)を包括しています。
そして、また「大学」という情報は、A大学、B大学、C大学のように各大学の情報を包括しているのです。
では、先ほど一番上位概念であった「学校」の上に「教育機関」というさらに上位概念がるとどうでしょうか。
「学校」の横に今度は「公民館」「博物館」などの情報が並列され、一番上だった学校の階層が一段下がります。
このように様々な情報は、階層で整理整頓することができるのです。
また抽象度をあげるための階層はひとつではなく、いろいろなくくり方をして上げていくことが可能です。
たとえば、犬・猫・鳥をくくる上位概念は「動物」でくくれますが、それを「動物」ではなく「ペット」という上位概念でもくくることができます。
そしてそれぞれの上位概念が包摂する下位の概念がつくられていきます。
ちなみに仏教ではあらゆるすべてを包括した最上位概念を「空(クウ)」としています。「空」はある・ないを包括している概念です。
また抽象度の階層には特徴があります。それは
「抽象」になればなるほど、情報は軽くなり自由度が増す。
抽象(上位階層)になればなるほど、選択肢は増えるのに情報量は減るので動きやすくなる。
逆に「具体」であればあるほど情報が付加されるため重くなり行動しにくくなる。
というものです。
たとえば、ペットショップにいって動物を探していたとします。
犬でチワワで黒い毛並み(具体)でなければダメ!というのと、哺乳類(抽象)であれば(犬・猫・鳥・ハムスター、ほか)なんでもいい、となると、選べる範囲もかなり広くすぐに動けて(飼えて)自由度が高いのは「哺乳類」というくくりで探す、になるのです。
また情報でみると「哺乳類」は哺乳類という情報だけですが、チワワには「哺乳類」+「犬」+「チワワ」+「黒い」と情報がたくさん付加されています。
つまり
「抽象」=包括する量が多いので価値が高くなる。情報量は少なくて軽い。視座は高い位置にある。臨場感も低いため感情があまり出てこない。自由に動ける
「具体」=情報量は多く重たいが包括する量は少ない。視座は低い位置になるので価値が低い。臨場感が高くなり、感情がくっついて出てくる。固定的で動きずらい
※臨場感が高くなると感情が出るというのは、たとえば「乗り物」といわれてもとくに何も感情が起こらないが、「自分の家の車」となるとリアリティがあり愛着が起こるという状態。
抽象と具体の性質をみると分かるように、わたしたちがこれからの変化の時代に対応するためには、抽象度をいかに高めて生きれるかということが重要になってくるのです。
抽象度をあげるには?
では、抽象度をあげる・視座をあげるというのはどういうことでしょうか。
抽象度をあげる・視座があがるということは、その下にたくさんの情報を包摂することを意味します。
高いところから見渡すと、たくさんの選択肢があることに気づけます。世界観も他の多くの世界観を包摂しているので広いです。
逆にいうと視座が低い・具体的であればあるほど、他の選択肢は見えず視野も狭くひとつの価値観・世界観のなかに囲われていることになります。
つまり抽象度・視座があがるということは、たくさんの世界観を理解し持ち、選択肢も幅広く持てるということなのです。
そのために必要な事は
・絶対性を放棄し、相対性を受け入れていく事。
・知識や情報を大量に入れて、下位の情報量を増やしていく事。
抽象度が高くなるメリットとは?
抽象度が高くなることによるメリットとして
・問題解決能力が上がる
(問題は同じレベルからでは解決できない。かならず上のレベル(波動)からみる必要がある)
・視点を上下することにより、広い視野で物事をみられる(視点が上に上がった人は下にも下げることができる。IQがあがる)
・スコトーマ(心理的盲点)が外れて、違う選択肢がみえてくる
・過去から未来を包摂するので、未来予測が簡単になる(パターンが理解でいる)
・重要な事を点で押さえておけるので、無駄な事をしなくなる
があります。たとえば会社で新入社員が入ったとき、新入社員の状態のときは視野が低く、抽象度も低い状態です。
しかし、働く中でたくさんの経験や情報を手に入れていく事で、視野があがり抽象度も高まり、問題解決能力が高まります。
会社の社長などになると、高い位置から全体を見渡せるので、問題が起こったときに、なにをどのような順番で、どんな情報を組み合わせて、もしくはどこから解決すればいいのかというのがすぐに分かるのです。
抽象度が高いと自由
抽象度が高くなると自由にもなります。
抽象度が高い人は、見える範囲が広まり選択肢が増えます。
コンフォートゾーンが広くスコトーマも減り、行動することにも躊躇がないので、どこにでもいけるし何にでもチャレンジするのです。
たとえば、パートナーが欲しい人が、彼しかダメなの!という状態から彼でもいいし、彼じゃなくてもいいし、男なら世界の半分はいるとなれば、パートナーはすぐ見つかります。
誰でもいいということではなく、自分にとって本当に必要なものはなにか?などについて抽象度をあげて考えることで見える範囲が変わり、選択肢が広くなるのです。
(この例でいえば、彼氏が欲しい理由はなぜ?と考えていくことで、本当は安心感が欲しいとなるかもしれません。安心感を与えてくれる人であれば、選択肢は広がりますよね。)
抽象度が低い人の特徴
抽象度が低い人の特徴に、自分よりも自分以外の人のことを上の階層に置く、ということがあります。
自分よりも成功者のことを上に置く、宗教や様々な教えを上に置く、神という存在をうえに置く、などさまざまな人や考えを自分よりも上に置くのです。
しかし、抽象度の高い人は、自分が自分の世界を創造している創造者だという認識をもつようになります。
どれだけすごいといわれる人でも、すごい教えでも神であっても、自分の人生をより良くしてくれる情報をくれるもの・使う材料であるという捉え方です。
100億稼いでいる社長であっても、神であっても、教祖であっても、すべて自分の「下」に置きます。(とはいえ、自分が偉い!というわけではなく、ただ自分が創造者であることを理解している状態)
なぜなら自分よりも何かを上に置いてしまうと「その範囲内」でしか動けなくなるからです。狭い自分になってしまうからですね。
抽象度高く、これからの時代を自由に生きる上で「自分が創造者である」という意識、他の存在を自分の上に置かないという意識をもつことはとても大切です。
抽象度が高い人とはどんな人?
高い視点で物事を俯瞰して見通すことができるので、他の人には見えない部分から物事を判断します。
つまり視座が高い人というのは、「より多くのことが見えている人」のことをいいます。
それは「自分以外の他人の視点をもっている」そして「他人の利益や幸福を重んじている人」でもある。
自分も大切にするし、他人も大切にします。
なぜなら、自分の幸せになかに、他人のそれも「包摂」されているからです。
自分の下に他人を置くということは、他者の存在を自分のなかに包摂しているので、究極自分の幸せも他人の幸せも同じという視点になります。
抽象度についてより詳しい内容はこちらから!
まとめ
今回の記事では、風の時代に起こってくる価値観の変化について、そして変化の時代に柔軟に生き残っていくために必要な考えについてお伝えしました。
大変化の時代に柔軟に乗っていける人は、「ホメオスタシス」のアルゴニズムを理解し使いこなすこと、そして「抽象度」について理解し高めていける人です。
内容がむずかしい部分もあるのですが、なんとなくでも意識してみてくださいね。
情報空間については、わたしのメンターの有料講座をまとめた記事を有料で販売しております。読んでみたいという方はこちらをご覧くださいね^^
コメント
コメント一覧 (2件)
このブログ、すごいです!!
ありがたいです!!
お返事遅くなってごめんなさい!
うれしいですー!!ありがとうございます^^
別ブログにも情報空間や引き寄せについていろいろ書いているので
よかったら覗いてみてくださいね♪
https://www.alliswell38.com/