新しい時代には「情報空間」が拡がっていき、今までの社会のあり方も、価値観も望みの叶え方も変わっていきます。
情報空間についてはこちらの記事でもお伝えしましたが、もう少し情報空間とはどういうものかについて、復習を兼ねてお伝えしていきます。
情報空間は脳の仕組みと同じなので、人間の脳がどのように使われているのかを理解することでより理解が深まります。
大きな変化が起こる時代は、大変なこともありますが、今までとは違うまったく新しい人生をつくっていく大きなチャンスでもあります。
そのためにも、新しい価値観チェンジや考え方を取り入れる、そして情報空間について積極的に学んで取り入れていきましょう。
情報空間とは(復習)
まず情報空間とは「人間の脳」と同じだと考えてください。
頭の中は無限に広がっているので、本来は無限に想像(創造)ができますよね。
しかし、自分が今現在で想像できる範囲が自分の範囲になるので、この範囲をありとあらゆるとことまで拡げていくことが大事になります。
自分の意識を拡げることが情報空間を拡げていくことにもなり、そしてそれが現実創造の大きさにもなります。
これはけっこう大事なポイントだよ。
では、あらためて情報空間とはなにかというと
情報空間は見えない/触れない/指させない、物理空間が効かない空間。
逆に物理空間はどういうものかというと、普段目にしていて、触れて、存在をリアルに感じられる世界をいいます。
また情報空間は人間の脳でもあるので、脳のルールが情報空間のルールになります。
脳のルール(潜在意識とよばれるもの)にはどんなものがあるかというと
・1人称しか認識できない(相手の悪口を言っていても自分の悪口だと脳は捉える)
自分=相手になるので、相手に対して○○がむかつく、○○が嫌、と感じていることは自分の内側に実はある。
・時間軸を認識できない(過去・現在・未来の区別がつかない。過去の嫌なことを思い出せば「今」嫌な気分になるし、未来のワクワクすることを考えたら「今」わくわくする。)
・物理空間との差が分からない(映画を観ていると、自分がその場でその体験をしているわけではないのに、ハラハラドキドキできる)
・否定形を認識できない(猿を想像しないでくださいといわれても、想像してしまう)
まとめると情報空間には「境目がない」「無限に拡がっている」だから使おうと思えばどこまでも使うことが可能です。
真実は「どこにも限界なんてない」
自らが勝手に思い込みで「ここまで」と決めてしまっているのが「あなたの情報空間」
本当はそんなものどこにもない!使おうと思えばどこまでも使うことが可能。
現実創造の秘訣は
意識を物理空間に落とし込む現実創造の秘訣のひとつに、想う→動くの反復をして筋肉のように鍛えていくことがあります。
思った(感じた)その瞬間に動く、ぱっと思ったことを形にするを繰り返すことが大事です。
多くの人はやっていると思っていますが、たとえば会社員で今日は休みたい→休む、ということをできる人はほとんどいないはずです。
街で見かけた可愛い女子に声をかけたい!と瞬間的に思っても、声を掛けられる人も多くないですよね(笑)
このように頭のなかではいろんなことを思っていても、すぐにそれを行動に移すことはほとんどないのです。
なので言いたいことはすぐ言う、思ったことはすぐやる、をやればやるほど、自分の脳は考えたことはすぐに現実になる、という認識になっていきます。
とても簡単なのですが、じつは案外難しいこの方法も情報空間のものを物理空間に落としていく大事な練習になります。
やればやるほど筋肉がついて現実創造のスピードが速まるので、ぜひ覚えておきましょう。
情報空間の力を利用して望みを叶えるヒント
情報空間の力を利用する方法は、人間の脳を活用する方法とほとんど同じです。
1つ目の方法はRASの機能を活用すること。
RASとは簡単にいうと意識のアンテナ。自分の興味・関心の情報を無意識に多くインプットする「フィルター」
たとえば、赤いものを見てといわれて周りを見渡すと、今まで視界に入っていたはずだけど気づけなかったものに気づけます。
ポストや赤い車、赤い花、他いろいろ。これはRASの機能により興味・関心ある情報を無意識に拾ってきます。
なぜかというと脳はすべての情報を拾ってしまうと処理ができずパンクしてしまうので、必要なものだけを取捨選択する機能が備わっているのです。
このフィルターを使うと自分に必要なものを探していくことができます。→必要なものを自然と探す脳みそになる。
ゴール設定機能についてはこちら
RAS機能を働かせるように情報空間上でゴール設定すると、情報感度が高まり必要な情報をキャッチできチャンスが増えます。
2つ目の方法は固定観念を捨てRASを否定する
1つ目の方法でRASを活用するとお伝えしましたが、2つ目の方法はRASを否定するです。
これは一体どういうことかというと、RASのフィルター頼りになってしまうと、RASは意識のフィルターのため別の情報が入ってこなくなります。
SNSなどでも一度なにかの情報を検索すると、その後は全然必要ないのに、同じような内容の広告が毎回出てくるのと同じ感じですね。
RASが脳内で機能するようになるとこのように、同じ情報ばかりを選別して集めてくるので、それ以外の情報はなかったことにします。
これを心理的盲点(スコトーマ)と呼ぶ。
この状態は視野を狭くしてしまい、本当は大きなゴールが目の前にある、関係ないように見えてとても重要な情報があっても、見えなかったりするのです。
なので、固定観念を捨てるためにも、あえて意識的にRASを否定することも大切なのです。
情報空間上におけるRAS機能を否定するには、今までとは違うこと行いチャレンジし続けることが重要です。
つまりそれがランダムウォークをおこなうことに当たるのです。
これを続けることで、RASが働かない状態をつくることができます。
RAS機能について抽象度をアップさせる
上記で「RAS機能を使う」ということ、そしてその反対の「RAS機能」を否定するということをお伝えしました。
じゃあ、結局どちなの?どうしたらいいの?と思われるかもしれませんが、これがまさに情報空間上の「抽象度(リンク)」をアップさせるということなのです。
AというものとBというものを包摂するCというのは一段階抽象度アップした状態です。
RASを使うことが絶対的でそれしかダメ!認めない!となると、その範囲でしか考えられず動けません。
しかし、RASを使わないっていうこともあるよねと、RASを否定することを認めると(ちょっとややこしい)両方がOKになり、すると抽象度がアップします。
抽象度は「絶対性」を持たず、ひとつの事柄とそれを否定する事柄を包摂し、どちらでもよい状態をつくることで、抽象度の階梯をあがることができるのです。
つまりなにかの事柄について、Aという情報とそれを否定するBという情報を両方とも収集し、かつ取り入れられる状態をつくれると情報をみていく視座があがります。
これが世の中の問題をなくす大きなポイントとなります。
たとえば、誰かを見てイラっとする自分のいるけど、イラっとしない自分もOK!、ポジティブな自分もいるけど、ネガティブな自分もOK!というように包摂するのです。
片方だけOKする状態というのは、そうでないときはダメというように状態を固めてしまいます。
またその選んだ範囲内でしか動けないのです。
両方を包摂した自分になれれば抽象度があがり、どちらであっても幸せに楽しむことができるのです。
包摂したものは、自分が必要な時に必要なものを選んで使うことができる。つまりは、方法や手段が増えていくということ。片方だけをOKにすると、片方しか使えないので使える方法や手段が減ってしまう。
3つ目の方法は抽象度の階層を理解して抽象度を上げていくこと
3つ目の方法は抽象度を上げて情報空間を利用していく方法です。
抽象度について理解し、抽象度を上げていくことを意識すると上の抽象度から世界や物事・出来事・人を俯瞰して見られるようになります。
上の方から見ると、下の人たちが悩んでいること、解決策がないと思うようなことも、別の道が見えたり、解決策がすぐ分かるからです。
これは「固定概念」がない状態ともいえます。(固定概念は枠であり、その範囲内のみで動くことが可能。抽象度が上がればあがるほど外れる)
固定概念を外すには
・思考せず感覚で捉えて、すぐ動く
・現実創造までのタイムラグをつくらない(脳みそが考えたことはすぐ実現すると認識する)
・ランダム性(普段は受け入れなかったこと)を受け入れて、動きまくる
がポイントとなります。
抽象度についてはこちらの記事でしっかりと説明しているので、ここでは簡単にまとめます。
抽象度をあげるとどうなるかというと
見るべき視点と情報の多さ、包摂するものが増え、見渡す視界と世界観の広さと選択肢が大きく増えていく。
→俯瞰できる人間になる
【ではそのためには何をすればいいか?】
絶対性を放棄し、相対性を受け入れること。
数か月前に自分が言ってたことすら否定していい!変えていい!(自分が絶対だ!としていたものを一旦手放す。つまりは反対を取り入れる。反対を取りいれればどちらでもOKがつくれる)
とにかく知識をたくさん入れて、包摂できる下を増やすこと。
抽象度が高くなることのメリットはどんなものがあるかというと
・問題解決能力があがる(他の人たちが見えない道筋や解決策がみえる)
・広い視野でみられるためIQがあがる。この情報とこの情報をくっつけられる、この内容とこの内容を組み合わさられるなどが分かる。
・スコトーマ(心理的盲点)が外れて、上から見れるので同列から見ると見れない世界へ行ける=選択肢が広がる
・過去~未来までを包摂するので未来予測が容易になる
遠い過去から学んで未来に活かすことができる)
・重要な事を点で抑えられるから、やることが減る
抽象度が高いということは、「自由」でもあります。
高抽象度=選択可能範囲が広い=自由度が高い=コンフォートゾーンが広くスコトーマが減る。
→見える世界が広がり移動範囲も広がる
→ゴールが圧倒的に近づき取りやすくなる
また抽象度の高い人は、すべてにおいて自分を一番上に置きます。どんなすごい人であっても、自分を助けてくれる占いや神様、宗教であってもです。
その他のものはすべて自分をサポートしてくれるツールや協力者なのです。(偉そうにするということではない)
なぜなら、自分以外の「なにか」を自分よりも上に置いた瞬間、その範囲内でしか移動できなくなり制限がかかります。
とにかく抽象度をあげるためには、自由に動き回ること、自分に制限をかけない意識が大切です。
情報空間を扱える抽象度の高い人になる
情報空間上の様々な情報を扱えるようになるには、自身の抽象度をあげていくことがとても重要です。
どんなにすごい情報や知識を手にしても学んでも、それを扱える視座の高さ、物の見方、考え方、扱い方がしっかりしていないと結局「使えない」のです。
残念ながら猫に小判、豚に真珠となってしまう。活かせないのです。
抽象度が高い人とはどのような人か。
高い視座で物事を俯瞰して見通すことが出来る人。
上の視点から他の人には見えない判断をします。
抽象度の高い人(=視座の高い人)とはより多くのことが見えている人のことをいう。
なので、下の人にとっては上の人の考えや行動などが全く理解できないので、変なことを言っている人のように見えることもある。(変人とよばれることも)
※人にも抽象度の階層性というのがあります。
今ここの階層にいる人は、一段うえの人はまぶしくてギリギリ見えるくらいです。
一個下になると暗くなって見えなくなります。昔は悪い仲間とつるんでいて、あるとき学びや勉強をたくさんして自分が変化したら、前の仲間とは一緒にいられなくなった、話が合わなくなったというのはこの状態です。
2個ぐらい上の抽象度になると、今度は何をいっているのかが分からない・何を考えているのかもよく分からない(視野が高い人の見えているものが全く見えないため)状態になります。
そして抽象度の高い人たちは「自分以外の他人の目線や視点」を持っていて「他人の利益や幸福を包摂する考えを持つ」人でもあります。
抽象度が高い人はどんどん大きなゴール(たとえば世界平和など)掲げていくので、結果的に彼らの夢は、他人の夢や幸せも包摂する夢となります。
抽象度を高くあげていきながらも、下位の具体的な知識や情報もどんどん取り入れて、包摂するものを増やしていくのも大事なので忘れないようにしましょう。
まとめ
これからの時代に重要概念となる情報空間上の情報(力)を上手に扱うには
①脳のRAS機能のように情報空間上の必要な情報を自動的に集め続けるようにすること(ゴール設定をすること、自分にとって重要だとすることを決めること)
②そして必要な情報以外の情報もちゃんと手に入るように、重要だと思っていることも「否定」して、盲点をなくすこと、そしてどの情報も必要なときに扱えるようにすること
③抽象度を上げて世界をみていくこと、得ていく情報や知恵や知識を使いこなせる状態(抽象度が高い自分)にすること
が大切です。
ちょっと難しいかもしれませんが、とにかく情報空間における情報を扱うには、一にも二にも「抽象度」を高め続けることが大事!と覚えておいてくださいね。
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